主 催 | 財団法人日本モンキーセンター |
後 援 | 愛知県、愛知県教育委員会、岐阜県、岐阜県教育委員会、犬山市、犬山市教育委員会、名古屋鉄道株式会社 |
開催場所 | 財団法人日本モンキーセンター附属博物館 世界サル類動物園(愛知県犬山市) |
受講資格 | 世界のサルの生態、進化、行動やわたしたちを取りまく環境問題などに 興味関心を有する高校生以上の方で、原則として6回すべて受講できる方 |
募集人数 | 80名 |
受講費 | 15,000円(全6回分・年間入園フリー券に相当する受講証代5,000円を含む) ※第1回開講日受付時に、1年間何度でも入園できる受講証を配布 |
募集期間 | 2012年4月1日~5月31日(必着・定員に達し次第締め切り) |
申込方法 | 以下の参加申込フォームよりお申し込みいただくか、 必要事項をご記入の上、下記申込先まで郵送、FAX等でお申し込みください。 ◆モンキーカレッジ 参加申込フォーム◆ ※定員に達しましたので募集を終了しました。 |
開講日 | 2012年6月から11月の月1回、原則第2日曜日 |
開講日の スケジュール |
10:00~10:05 所長挨拶 10:05~11:30 講義 11:30~12:00 質疑応答 <昼休み> 13:00~ スタッフによるイベント、ガイドなど(自由参加) ※ 講師等の都合により若干の時間変更の場合あり ※ 初回は受講料の徴収、所長の開講挨拶などのため、時間変更あり ※ 昼食は各自ご用意いただくか、園内のレストランをご利用ください(講義室を昼食場所として解放します) |
第1回 | 6/10(日) | 人間とは何かをアウトグループから考える:ボノボ・ゴリラ・オランウータンの野外調査から | 松沢哲郎(京都大学霊長類研究所教授) 1978年より、アイ・プロジェクトと呼ばれるチンパンジーの心の研究をおこなうとともに、1986年からはアフリカで野生チンパンジーの研究を続けている。著書に『想像するちから』、『進化の隣人ヒトとチンパンジー』、『チンパンジーの心』、『おかあさんになったアイ』、編著に『人間とは何か』など。 |
第2回 | 7/22(日) | 共生関係が織りなす生態系 | 加藤 真(京都大学大学院人間環境学研究科教授) 花と送粉者の共進化や、食植性昆虫の寄主利用様式の多様化、渚生 態系における住み込み共生の進化などをテーマに、寄生・共生関係が生物の進化や多様化に果たした役割の解明をめざしている。著書に『日本の渚-失われ行く海辺の自然』、『生命は細部に宿りたまう-ミクロハビタットの小宇宙』など。 |
第3回 | 8/19(日) | 霊長類の健康管理と薬草の世界 | マイケル・ハフマン(京都大学霊長類研究所准教授) 1979年より、ニホンザルの研究に着目し、1985年より東アフリカでチンパンジーの行動生態と寄生虫感染症をもとに霊長類の自己治療行動を調べて、人類の医療行為の由来を探っている。共編『Primate Parasite Ecology』、共著『サルの薬膳料理』(杉山幸丸編「霊長類生態学」)、『チンパンジーの自己治療行動と人間の医療行為の進化』(京都大学霊長類研究所編「霊長類進化の科学」)など。 |
第4回 | 9/16(日) | 遺伝子から動物の行動を見る | 村山美穂(京都大学野生動物研究センター教授) 遺伝子を調べることで、動物の行動や生態の背景を探る研究を行っている。絶滅危惧野生動物の多様性解析や地域集団の識別を行って保全に応用すること、性格や繁殖に影響する遺伝子の個体差を調べて飼育情報として生かすこと、などを目指している。最近では、ガーナの野生動物や家畜の研究も開始している。著書に『遺伝子は語る』、『遺伝子の窓から見た動物たち』(編著)、『行動遺伝学入門』(分担執筆)など。 |
第5回 | 10/14(日) | ヒトはいつから雑食か? | 米田 穣(東京大学総合研究博物館教授) 霊長類学の研究をこころざし、東大理学部に進学するが、現在は古人骨の化学分析に基づく食性復元や放射性炭素年代測定に従事している。日本列島の縄文文化と西アジアの新石器文化の比較に関心がある。共著書に『絵でわかる人類の進化』、『ネアンデルタール人の正体』など。 |
第6回 | 11/18(日) | 類人猿の仲間たち in 旭山動物園 | 小菅正夫(旭川市旭山動物園前園長) 北海道大学客員教授、中央環境審議会委員。 1973年より旭山動物園の獣医師として野生動物の診療と飼育展示に従事し1995年より園長。行動展示による動物園再建に挑み2009年退職。著書に『旭山動物園革命』、『命のメッセージ』、『オオカミの森』、『あさひやま動物記①②』、『いのちのいれもの』、『ペンギンの教え』など。 |
※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |