主 催 | 財団法人日本モンキーセンター |
後 援 | 愛知県、岐阜県、愛知県教育委員会、岐阜県教育委員会、犬山市、犬山市教育委員会、名古屋鉄道株式会社 |
開催場所 | 財団法人日本モンキーセンター附属博物館 世界サル類動物園(愛知県犬山市) |
受講資格 | 世界のサルの生態、進化、行動やわたしたちを取りまく環境問題などに 興味関心を有する高校生以上の方で、原則として6回すべて受講できる方 |
募集人数 | 80名 |
受講費 | 15,000円(全6回分・年間入園フリー券に相当する受講証代5,000円を含む) ※第1回開講日受付時に、1年間何度でも入園できる受講証を配布 |
募集期間 | 2013年4月1日~5月31日(必着・定員に達し次第締め切り) |
申込方法 | 以下の参加申込フォームよりお申し込みいただくか、 必要事項をご記入の上、下記申込先まで郵送、FAX等でお申し込みください。 ◆モンキーカレッジ 参加申込フォーム◆ ※定員に達しましたので募集を終了しました。 |
開講日 | 2013年6月から11月の月1回、原則第2日曜日 |
開講日の スケジュール |
10:00~10:05 所長挨拶 10:05~11:30 講義 11:30~12:00 質疑応答 <昼休み> 13:00~ スタッフによるイベント、ガイドなど(自由参加) ※ 講師等の都合により若干の時間変更の場合あり ※ 初回は受講料の徴収、所長の開講挨拶などのため、時間変更あり ※ 昼食は各自ご用意いただくか、園内のレストランをご利用ください(講義室を昼食場所として開放します) |
第1回 | 6/9(日) | 霊長類学の草創期を語る | 河合雅雄(財団法人日本モンキーセンター会長、京都大学名誉教授) 財団法人日本モンキーセンター会長、京都大学名誉教授、兵庫県立人と自然の博物館名誉館長、兵庫県立森林動物研究センター名誉所長。宮崎県幸島のニホンザルのイモ洗い行動の研究などで世界的に知られる。京都大学霊長類研究所教授、同研究所所長、日本福祉大学教授、財団法人日本モンキーセンター所長、兵庫県立人と自然の博物館館長などを歴任。『子どもと自然』、『少年動物誌』、『人間の由来』、『小さな博物誌』、『霊長類学への招待』など、著書多数。紫綬褒章、日本学士院エディンバラ公賞、朝日賞等。 聞き手:山極寿一(京都大学大学院理学研究科教授) 京都大学教授。1978年より、アフリカ各地でゴリラの行動や生態をもとに初期人類の生活を復元し、人類に特有な社会特徴の由来を探っている。著書に『家族の起源』、『父という余分なもの』、『ゴリラ』(東京大学出版会)、『暴力はどこからきたか』、『人類進化論』、『ゴリラ図鑑』、『家族進化論』、『ゴリラは語る』、『野生のゴリラと再会する』など。 |
第2回 | 7/14(日) | 森のこころ、海のこころ ─知性の起源に迫る比較認知科学─ | 友永雅己(京都大学霊長類研究所准教授) 京都大学霊長類研究所准教授、日本動物心理学会常任理事。1991年より京都大学霊長類研究所においてチンパンジーの心とその発達について比較認知科学の観点から研究している。編著に『チンパンジーの認知と行動の発達』など。 |
第3回 | 8/11(日) | “ふつう”のサルから人類の起源と進化を探る―適応と系統的慣性 | 中川尚史(京都大学大学院理学研究科准教授) 京都大学准教授、日本霊長類学会副会長。国内では金華山島、屋久島のニホンザル、海外ではカメルーンのパタスモンキーとタンタルスモンキーを対象に、オリジナリティーの高い研究にこだわって調査研究している。著書に『サルの食卓』、『食べる速さの生態学』、『サバンナを駆けるサル』、共編著書に『The Japanese Macaques』、『日本のサル学のあした』など。 |
第4回 | 9/15(日) | 人の力、絵本の力 ~みずぎわのウクレレと~ | 村上康成(絵本作家) 創作絵本、ワイルドライフアートなどで、独自の世界を展開する自然派アーティスト。ボローニャ国際児童図書展、ブラチスラバ世界原画ビエンナーレ、日本絵本大賞などで、数多く受賞し、国内外で高く評価されている。主な作品に『ピンク、ぺっこん』『ようこそ森へ』(徳間書店)、『石のきもち』(ひさかたチャイルド)など多数。 |
第5回 | 10/13(日) | 遺体から探り出す進化の道筋 | 遠藤秀紀(東京大学総合研究博物館教授) 作家。東京大学総合研究博物館教授。1965年、東京都生まれ。大量の動物死体を集めては、体が隠しもつ進化の歴史を抉り出してきた。著書に『東大夢教授』(リトルモア)、『動物解剖学』(東京大学出版会・近刊)、『哺乳類の進化』(東京大学出版会)、『人体 失敗の進化史』(光文社)、『パンダの死体はよみがえる』(筑摩書房)など。ときに現代社会の死生観の歪みに浸りつつ、今日を生きる。 |
第6回 | 11/17(日) | 世界の森から地球の未来を考える | 山田勇(京都大学名誉教授) 京都大学名誉教授、立命館アジア太平洋大学客員教授。元日本熱帯生態学会会長。1965年より、熱帯雨林をはじめ世界の森を調査。最近は森と人との関係から、「生態資源」の利用について、ユーラシア大陸辺境部と熱帯低地の比較や、その中での温帯域の役割について考えている。著書に『世界の森大図鑑』(新樹社)、『アジア・アメリカ生態資源紀行』、『世界森林報告』(岩波書店)、『東南アジアの熱帯多雨林世界』(創文社)など。 |
※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |