■日時:2016/4/24(日) 12:30~13:15 ■講師:戸田 和弥 先生 (京都大学霊長類研究所 社会進化分野 博士後期課程) 動物の暮らしや社会を考えるうえで、コドモたちがどのようなことを学び・どのように育つのかを知ることは、とても大切ことです。ボノボはチンパンジーと同じく、ヒトに最も近い霊長類です。しかし、チンパンジーと違い、ボノボは母親たちが団結した穏やかな社会をもつといわれています。母親が強いボノボ社会で、コドモたちはどのように成長していくのでしょうか?私はノートとペン、そして双眼鏡を持ち、アフリカのコンゴ民主共和国のワンバ村で、熱帯雨林に生息するボノボのコドモたちを追いかけています。ボノボのコドモたちの成長過程は、いつも母親と一緒にいる「アカンボウ期」、母親から離れて遊び回る「コドモ期」、二次性徴をむかえて自立を始める「ワカモノ期」に分けられます。今回の日曜サロンでは、コドモたちの行動や社会関係を紹介し、その成長過程から見えてくる「オスとメスの生活史の違い」についてお話ししたいと思います。 ■対象年齢:小学生以上 ※対象年齢以外の方でも自由にご参加いただけますが、難易度等は対象年齢に合わせて進行いたします。 |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |