世界一の大河・アマゾン川に寄り添って暮らす美しい熱帯魚やチョウ、小さなサルたち。
その豊かな生態系は、一方で人間すら獲物となりかねない危険な生物も育んできました。 この特別展では、南米・アマゾンに暮らす美しい生物と危険な生物を、生体や標本でご紹介します。 会期:2013年3/23(土)~2014年2/23(日) 場所:ビジターセンター内特別展示室 主催:財団法人日本モンキーセンター 後援:ブラジル大使館、メルコスール観光局、愛知県教育委員会 岐阜県教育委員会、犬山市、犬山市教育委員会 協力:名和昆虫博物館、野外民族博物館リトルワールド、株式会社イマイ、 Select Market |
◆美しい熱帯魚水槽(生体) エンゼルフィッシュ、ネオンテトラなど私たちがよく目にする熱帯魚の多くはアマゾン流域が原産です。この水槽では、水草が茂った美しい水槽に泳ぐアマゾン出身の熱帯魚たちを紹介します。 |
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◆モルフォチョウ(展翅標本) アマゾンでは、世界で最も美しいと言われるチョウに出会うことができます。メタリックな青色に輝くモルフォチョウの翅は見る角度によっても輝きが違います。名和昆虫博物館の協力により、3種のモルフォチョウ、ミイロタテハの仲間、スカシジャノメの仲間の展翅標本を展示しています。 |
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◆ヘラクレスの森(生体)※夏季のみ 世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブトムシ」を、ガラスも柵もないところで、まるで森の中で出会うかのように見ることができます。同じく南米に生息するマルスゾウカブトムシ、サタンオオカブトムシと、比較のために東南アジアに生息するコーカサスオオカブトムシ、アトラスオオカブトムシも展示しています。 |
◆ブラックピラニア(生体) アマゾン流域に生息するピラニアの中で、最も獰猛で最大のピラニアです。大きなものは50cmにもなります。魚網を引き上げるとき、網に絡んだブラックピラニアに指を噛み切られる漁師もいるほどです。 |
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◆ブルーカンディル(生体) ナマズの仲間で、大挙して人を襲うこともあります。時には腹壁を回転しながら食い破り体内に進入後、魚体は死亡し腐敗。そのため腹膜炎などで死亡することもあるります。仲間に尿道や陰部から進入する小型のタイプもいます。 |
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◆チスイコウモリ(骨格標本) チスイコウモリの主食は動物の血液です。深夜、獲物となる家畜などの近くに着地し、地面の上を跳びはねて近づき、皮膚を傷つけて滲み出してきた血液をなめます。 吸血鬼のイメージがつきまとい、恐れられる存在ですが、群れの仲間には協力的で、血にありつけなかった群れのメンバーに飲んできた血を分け与える行動が知られています。 |
◆フタユビナマケモノ(生体) サルの仲間ではなく、アリクイなどに近い仲間。「フタユビ」の名のとおり前肢の指は2本で長い爪をもちます。後肢の指は3本。樹上で生活し、約1週間に一度、幹をつたって地上に下り排泄します。地上を歩くことは不得意ですが泳ぎは得意で、長い前足で水をかいて泳ぎます。 |
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◆ベルツノガエル(生体) アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル南東部等に生息します。口が大きく鋭い歯がはえ、顎の力が強いです。目の前で動くもの何にでも飛びついて食べようとする習性があり、指を噛まれて大ケガになることもあります。 |
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◆マタマタ(生体) ベネズエラ、コロンビア、ブラジルなどの南米大陸の中部より北側に生息します。甲長45cmほどになります。落ち葉に似た外観で、甲羅に頭を入れることはできません。水中で待ち伏せをし、魚などを水ごと吸い込んで食べます。 |
◆巨大アナコンダの断面ゲート(模型) アマゾンにはアナコンダという巨大なヘビが生息します。全長10mを超える大物の報告もありますが、現地では40mを超える目撃談も少なくありません。この模型は「まさか」の40mのアナコンダがモデルです。 |
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◆チュパカブラ(模型) チュパカブラはスペイン語で「ヤギの血を吸うもの」という意味。家畜を襲い生き血を吸います。目は赤く輝き、背中には鋭い突起、舌は槍のように鋭く家畜の皮膚を貫きます。本当に存在するのでしょうか!? サルの博物館「日本モンキーセンター」の園長、加藤が、その存在を否定せず、少しだけ科学的考証を交えて「存在するのであればこんな姿」を再現したのが、この模型です。 |
真猿類で最も小さく、体重100グラム程度のピグミーマーモセット、尾紋をもち、尾を第5の手として使いこなすクモザルの仲間など、およそ100種類のユニークなサルたちに分化しています。 伝統的に、体の小さいマーモセットとタマリンを含むマーモセット科と、それ以外のサルたちのオマキザル科との2つのグループに分けられてきましたが、近年研究が進んで分類が見直されています。 |
◆アマゾン流域の民俗資料(協力:野外民族博物館リトルワールド) 鳥や動物を捕獲するための弓矢や棍棒、魚をとるためのやなやカヌー(模型)などを展示しています。また装飾具には動物由来の材料が多く使われており、ペッカリーの歯を連ねた首飾りや、コンゴウインコなど美しい鳥の羽毛を使った髪飾りなども展示しています。 |
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◆ブラジルの物産(協力:株式会社イマイ、SelectMarket) 現代のブラジルで食べられている食品を中心に実物を展示。豆料理のフェジョン、キャッサバ粉に味付けをしたファロファ、菓子類など、日本では見られない食品も多いです。 |
※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |