飼育下にある動物たちが幸福にくらせるためのあの手この手の工夫である「環境エンリッチメント」。
日本初開催となる第14回国際エンリッチメント会議との連動企画として、動物園におけるエンリッチメントの取り組みを紹介します。 会期:2019年3月21日(木・祝)~2019年9月1日(日) 場所:ビジターセンター 特別展示室 主催:公益財団法人日本モンキーセンター 共催:京都大学 霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院 協力:NPO法人市民ZOOネットワーク、SHAPE-Japan、京都市動物園 展示内容の一部を、以下のページで見られるようになりました! >>「ご支猿のお願い」サイトの「環境エンリッチメント」へ |
環境エンリッチメントについて、パネルで詳しく紹介しています。 たとえば、そもそもどのような目的でおこなわれるのか、動物福祉の考え方との関係、 「空間エンリッチメント」や「感覚エンリッチメント」、「社会エンリッチメント」などエンリッチメントの種類について、などです。 後半では、日本モンキーセンターにおける取り組みを、写真や動画で紹介しています。 |
消防ホースのハンモックや、塩ビパイプで作ったフィーダー(食べ物が入ったおもちゃのようなもの)などを
実際に体験できるコーナーです。ハンモックはヒト用に大きく低く作ってあるので、くつをぬいで上ってみてください。 また「認知エンリッチメント」の一つとして、 京都大学霊長類研究所のチンパンジーたちがおこなっている数字を記憶する課題にも挑戦できます。 |
トラが遊んだ「ブイ」や、チンパンジーがつくった「フデ」などの実物を展示しています(京都市動物園提供)。 また、環境エンリッチメントに関する書籍や文献、国際エンリッチメント会議(後述)で配布されたグッズなどもご覧いただけます。 |
特別展の最後では、日本で環境エンリッチメントの普及に取り組んでいる2つの団体を紹介しています。
詳しくは各団体のWebサイトもご覧ください。 ⇒NPO法人 市民ZOOネットワークのサイトへ ⇒SHAPE-Japanのサイトへ また、2019年6月に日本で初めて開催される「第14回国際エンリッチメント会議」についても、 ポスターとビデオでご紹介しています。 この特別展を見てエンリッチメントに興味がわいたら、ぜひご参加ください。1日だけの参加も可能です。 ⇒第14回国際エンリッチメント会議の日本語ページへ |
| この特別展をご覧になって、「エンリッチメントの取り組みを応援したい!」と思っていただけたら、 ぜひ日本モンキーセンターへのご支援をお願い致します。 |
※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |