【バブーン補給】待つわ、いつまでも待つわ

皆様こんにちは!ヒヒの城担当の川原です。もう5月になりましたね〜。桜は散り、周りの木々は緑に染まり、外は段々と暑くなり始めてきました。今頃北海道では桜が咲いているころでしょう。

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暑いのは本当に苦手なのですでに堪えていますが、体調管理に気をつけながら頑張ります!

話はさて変わり、今回のタイトルは1983年リリースの『待つわ』の曲のサビですが、それに超ピッタリなアヌビスヒヒ個体が現在ヒヒの城にいます。

メスの”コア”です。

一昨年の記事で、荒木さんが”コウミ待ち”についてお話していましたが、コウミとコアは姉妹(姉:コウミ/妹:コア)で、共に『脊椎変形症』を患っている個体です。一昨年の記事と同じお話になりますが、夜間の群れの闘争に巻き込まれないように日中は群れで過ごし、夜間は大型ケージで過ごす日々を送っています。他にも高齢であることを理由に、ゾヘとナレルを含めた4頭で過ごしています。

ちなみに、ゾヘとナレルはすぐに大型夜間ケージへ帰ってきます。コウミも最近はかなり帰りが早くなり、基本的にすぐに寝室へ入り、大型夜間ケージへ入るようになりました。

一方のコアはというと、、

の〜んびり外で座っています。最近は天気も良く、日照時間が長いので広々した外での日向ぼっこが最高なのかもしれません。今どきこんなに暖かく晴れだと尚更帰ってきませんね(笑)。

しかし時間はかかりますがなんだかんだで最後は帰ってきます。

なかなか帰ってきてくれないのは困りはしますが、↑の写真のように他の個体に毛づくろいしている様子を見ると群れで仲良く過ごしていてとても良いなあと感じます。ちなみに毛づくろいされているのはオスのルーでした。

コアは食べ物には好き嫌いがハッキリしている個体なので最近はコアの好物を探しながら色々と試行錯誤して与えています。

↑続いてこちらはルーの姉のルチに毛づくろいしているコアです。ルチ、ルーの姉弟と仲が良いのでしょうか。なんだか意外な組み合わせでした。

ということで、今回はアヌビスヒヒのコアについてご紹介しました!次回もお楽しみに〜

【キツネザルの部屋】チャムラン退院!

日焼け対策を始めました川崎です。

マダガスカル館のチャムラン、退院しました!

そして、群れに戻りました!

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チャムランはなぜ入院していたのか。

原因不明の皮膚かぶれが再発してしまったのです。

これまでも度々皮膚がかぶれてしまっていたチャムラン。

2023年11月に新しく誕生した群れの一員になってから2度目です。

群れの中でのストレスが原因なのか、暇を持て余しすぎてしまったがゆえに毛繕いをしすぎて皮膚がかぶれてしまうのか。

群れの中ではチャムランは弱くはない。食い意地全開で誰よりもエサは食べている。しかし、レスリー・レイニーの圧の強さにたじろぐ瞬間もある。

いろいろな原因を考えましたが、今のところ特定はできていません。

Waoランドにいる個体とマダガスカル館にいる個体の生活の違いを考えた時に、マダガスカル館の個体たちの”草”の摂取量が少ないという違いがありました。

Waoランドに出ている個体たちは、新鮮な草を思う存分食べることができます。

しかし、マダガスカル館の個体は新鮮な緑がない状態でした。

そこで、少しでも採食に時間がかけられるようプランターで草を育ててマダガスカル館に入れてみました!

チャムランもプランターから草を食べてくれていました!

採食に時間を使うことで、群れで感じているかもしれないストレスや暇な時間を軽減できればと思います!

【玉浪漫紀行】お見合い

一年で一番賑わうGWが終わってしまい

今日は静かな雨の犬山ですが、お向かいのギボンハウスでテナガザルは元気に歌っています。

原野と森の家担当の星野です。

今回は前回記事の最後に匂わせ、その後土性君が紹介してくれました、アビシニアコロブスのラテたちのその後と、マンドリルのリエル引っ越ししました。

の2本立てです。

土性君の記事の時には

まだラテ・イロハ、ラテ・レナ、ラテ・イロハ・レナの3パターンの組み合わせで様子を見ていたのですが少し進展がありました。

まず

ラテ・ピン同居

イロハやレナの時と同じでピン君とりあえずの交尾。

ただイロハやレナは払っていましたが、ラテはそのまま受け入れていました。

経験者の落ち着きですね。

ただピン君がパワフルすぎてだんだんそのまま前に進み、頭が壁に当たりだし、さすがにラテが怒ってました。

その後は仲良く

続いて

ラテ・ピン、イロハ同居

イロハとラテは変わらず仲良く

ラテのぎゅーからの次は私の番の連続、ピン君ちょっと蚊帳の外

ピン君仲間に入ろうと近くに来ますが

結局下の段でゴロン

続いて

ラテ・ピン、レナ同居

こちらもみんな仲が良いのですが

ラテとピン君はイロハの事を怖いお姉ちゃんだと思っているのか?

3頭でゴロゴロ寝てたりしてリラックスモード全開

最後に

ラテ・ピン、イロハ、レナの全員同居

こうなるとイロハのお姉ちゃんモードと、レナの妹やんちゃモードが同時に発動して。

ラテが追い払われてしまします。

なぜ、、、

 

 

なのに

その直後イロハ・ラテに分けるとめちゃくちゃ仲良し

イロハとレナが一緒になると絆パワーが発動してしまうので

しばらくはイロハとレナ交代交代での3頭同居を進めつつ

ゆっくり4頭同居を目指していこうと思います。

次に

マンドリルのリエルですが

イマイチニースケとサヤコとの関係に進展があまりみられないため

キンシャサ・デラとの同居を試すためにアフリカセンター非展示エリアにお引っ越ししました。

もしもキンシャサ組に入れなかった場合は出戻りにはなりますが、またニースケたちと一緒に原野と森の家でくらしてもらおうと思います。

まずはキンシャサ達と仲良くなってくれることを願ってます。

【AC日誌】チンパンジーのポクポク

アフリカセンター担当の廣澤です。

先月はバーバリーマカクの発する『カチカチ』という音を紹介しましたが、今回はチンパンジーの『ポクポク』という音です。

チンパンジーのマルコ(左)とマモル(右)がグルーミングをしています。
ポクポクポクっというリズミカルな音が聞こえるでしょうか?

チンパンジーはグルーミング(毛づくろい)をするときに、口を小さく開けたり閉じたりすることで音がなります。
ポクポクポクという音は唇が離れるときにや舌が口蓋から離れるときに聞かれます。
熱心になかまをグルーミングするときなどは、カチカチと歯が当たる音がすることもあります。
また、個体によっては閉じた唇の隙間から空気を押し出すことで、ブーブーズーズーという音を立てながらなかまをグルーミングすることもあります。
グルーミングの強さや熱心さによって音も変わったり、個体ごとに音の出し方に特徴があったりします。親子だと音の鳴らし方が似ている気がしています。

なかなか小さな音なので、気づきにくいですが、
グルーミングをしているチンパンジーをみかけたら、よく耳を澄まして聞いてみてくださいね。

*オンラインサロン【猿分補給】では、日本モンキーセンターのスタッフたちから毎日いろいろな記事をメンバーの皆さまにお届けしています。
気になった方はぜひ覗いてみてください。
hppts://community.camp-fire.jp/projects/373624/preview?token=3pppyarn

【BY通信】やっとこさ戻ってこれた!

こんにちは!バックヤード担当の奥川です!

最近、お昼になると本当に暑いですね。暑いのが本当に苦手なので、今の時点でこの暑さ?まだ梅雨前だよね?今年の夏はどうなるんだよ…!とげんなりしています。(毎年同じことを思ってます)

さて今回は、前々回にお話ししたカニクイザルのニニとイイヨのお話をしようと思います。

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