ボウシテナガザルのカナコが歌声をとり戻す

アドバイザー:打越万喜子

テナガザル担当:山田、石田

日本モンキーセンターには5種27個体のテナガザルが暮らしています。彼らの特徴的な行動に「歌」と呼ばれる、凝った長い音声コミュニケーションがあります。園の内外に響きわたるその声は、彼らのその日の調子を教えてくれます。

ボウシテナガザルのカナコが歌わない・・・。今年の2月からです。カナコは2008年にカリフォルニアのテナガザル保全センターから移されました。モンキーセンター生まれのカン君のパートナーとして7年間すごし、ふたりのこどもが2009年と2012年に生まれています。息ぴったりのデュエットは朝の日課といえるものでした。しかし2016年2月10日にカン君が大きなケガのために入院すると、その翌日からピタリと歌うのをやめたのです。 続きを読む →