モンキーバレイのたき火は明日がラストですよー

アジア担当:石田

さんざん飼育の部屋で取り上げてきましたが、、、

明日でモンキーバレイのたき火が今年ラストですよー!!

明日に向けて、今日はモンキーバレイに暮らすヤクニホンザル達のすごいところ3つ紹介します!!

 

①イモ洗い

モンキーバレイに暮らすヤクニホンザルたちには普段、生のサツマイモを与えています。

そのイモを細かく切って撒くんですが、どーしても土がついちゃうんですよね。

その土をヤクニホンザル達はなんと!水で洗って食べます!!

イモを洗っている様子

すごくないですか!?

全頭がやるわけじゃないんですが、イモをキレイにして食べるんです!!

本当に洗っているのかどうかは、本人たちに聞かないとわかりませんが、どう見ても洗っているように見えます。

ちなみにリンゴとかペレットも洗いますよー

 

②枝使い

JMCに来園されたことのある方ならご存知かと思いますが

モンキーバレイではサルにおやつを与えることができます。

しかし、小さいお子様などは投げ損なってしまい、サルたちまでおやつが届かないことも、、、

でもご安心ください!!

一部のサルたちはフェンスの向こうに落ちた餌を「枝」を使って手繰り寄せて食べます!!

フェンスの向こうの餌を枝で取ろうとしている様子

すごくないですか!?

なんという食い意地!!もはや執念ですね。

 

③たき火

これを語らずしてモンキーバレイは語れない!!

言わずと知れたJMC冬の風物詩「たき火にあたるサル」!!

たき火にあたるサル

改めてですけど、すごくないですか!?

私もこれを知るまでは、動物は火を怖がるものだと信じてました!!

しかし!!ここの子たちは引くほど火を怖がりません!!

どれぐらいかというと、、、

お尻が燃えるよ

煙に包まれるサル

このぐらいです。

前も言ったけど、燃えるよ?てか燃えてるよ?

毛が焦げてもなんのその!!まったく気にしません。

 

世にも珍しい光景ですが、これは、いまから58年前におきた「伊勢湾台風」に端を発しています。

当時の飼育員たちが、台風で出た廃材を、自分たちが暖まるためにたき火にしました。

これをみていたヤクニホンザルたち(当時は放し飼い)が、興味を持って寄って来たのが「たき火にあたるサル」の始まりです。

 

どうです!?実際に見てみたくなりませんか!?

こんな光景、世界中どこに行っても見れるもんじゃないですよ!!

 

ちなみに

たき火の中にはイモが仕込んであって、14時に焼きイモとしてサルたちにふるまいます。

さて、アツアツの焼きイモを食べるとき、サルたちはどうやって食べるでしょう!?

これもぜひ、ご自身の目でお確かめください!!

モザイク

 

今日紹介した、世代を超えて受け継がれる様々な行動は

学術的にも非常に珍しい行動として注目されています。

現在、研究・調査を進めている最中です。今後の展開に乞うご期待!!