ヒヒの城担当:荒木
寒いです!
11/23は勤労感謝の日ということで、飼育員のあまり知られていない仕事を紹介するガイドツアーをおこないました。
普段は来園者の方の見えない場所や休園日などにおこなっている「エサ切り」、「葉の採取」、「大工仕事」、「エンリッチメント」などを紹介しました。
なかでもヒヒの城のエサ切りを紹介したところ、参加者の反応が良かったので皆さんにも少し動画でご紹介します。
動画が3つありますが、重くて再生速度が遅くなる場合もありますのでご了承ください。
※ヒヒの城の担当者は特殊な訓練を受けていますので、みなさんは真似しないでください。
まずはリンゴのポテト切り
コツはバラバラに散らばらないように絶妙な力加減で押さえることです。
リンゴが大きい場合によくやります。
続いて、リンゴの角切り
リンゴが小さい場合にします。
これも散らばらないように左手は絶妙な力加減で押さえています。
最後に高速いも切り
コツは手首のスナップです。
どの切り方もできるだけ細かく切るように心がけています。
どうでしょう?ご家庭ではできないような包丁捌きばかりですよね・・・
私の担当している場所はヒヒが約80頭、ニホンザルが約110頭を管理しています。
毎日リンゴ約25kg、イモ約30kgを丁寧に切っていると朝ごはんが昼ごはんになってしまいますので、早く、細かく切るようにしています。
これを朝飯前(簡単にという意味です)にできるようになると半人前ですかね。
あとはヒヒの個体識別をする目(心眼といわれるもの)が備わって、やっと一人前です。
ヒヒの城とニホンザルの丘を担当して、「筋肉と心眼と特殊な切り方」を身につけた6年目の荒木でした。