のれんをくぐるかのように。

アジア館担当:舟橋

月曜日に気がついたんですが

ミランが顔を赤らめてこちらを見ていたんです。

 

 

 

誰にも共感を得られませんでしたが。

 

 

 

 

 

ミラン

3ヶ月前と

 

 

今日を見比べても

 

 

 

明らかに赤いですよね。

 

 

 

 

職員にも常連さんにも共感を得られませんでしたが。

 

 

 

 

 

1ヶ月前なんて 真っ白だったんですけどね。

 

 

アジア館としては、ほぼ2色しか選択肢のないマカクの1個体に

 

 

なんとなんと注目色(赤色)がつきました!

 

 

っていう劇的な変化なんですがね。

 

 

まぁ……地味か。

 

 

 

さて、そんなミラン♂ですが、最近はあまり外には出ていません。

 

 

ごはんの時間以外は、こうやって寝室に籠って

怪我が治って退院してきて、現在お見合い中の兄貴を見つめたり、挨拶したりしています。

怪我させたのがミランなのは内緒。

 

 

 

その執念は、そこそこ凄まじくて。

 

 

 

掃除のために寝室から外に出すと、放飼場を一回りしてから戻ってきて

兄貴は元気かしら?

 

 

ってやります。

のれんをくぐるかのように。

 

 

 

もはやこれをやられたら、こちらとしてはシュート(出入り口 のれん型)を閉める術を完全に失うので、

「どうか、その足を、お納めください、ミラン様」

と祈るしかありません。

完全に施設の設計の問題。

 

 

ちなみに

キャロル

兄貴(キャロル)は、ミランには全く興味がなさそうです。

 

キャロル 顔赤くね(再認識)。