アフリカセンター&マダガスカル担当:廣澤
いつも応猿してくださっている皆様。ありがとうございます。
園内でUTmeのTシャツを着ている方をたくさん見かけます。甲子猿の日など、UTme率が半端なさすぎて、にやにやしちゃいます。
アフリカセンターからリクエストさせていただいた”Amazonほしい物”が続々と届いています。
水入れ。メインの水場に強い個体が陣取っていたとしてもこっちで飲めます。前から使っていたのが古くて小さかったので、ステンレス製の水入れに交換しました。そして、これを取りつけるのに、買っていただいた番線も利用しました。
チンパンジーのジミー。彼が夜過ごす部屋の水入れは、お水大好きな彼には小さすぎてものたりなかったので、特大サイズの水入れに交換しました。
特大サイズに交換してからは、水入れが空っぽになることがありません。大きな氷もいれて、涼をとりいれています。
それから、エアコンの冷気が届かない部屋へ涼しい風を送るため、扇風機も購入していただきました。
タロウさんの屋外の運動場にもステンレス製の水入れを。
これまでバケツにいれた水を置いていたのですが、しょっちゅう水をひっくり返して遊ぶ?ことが多かったのでした。
今はここに水をいれておくとごくごく飲んでます。
そして、水遊びができるようにトロ船も設置。たまに、水をばっしゃーんと出して遊んで?ます。
ただただ「なんやこれ、じゃまやな~。フンっ、倒したれ!」とか思っているだけかもしれません(笑)。
サポーターさんからいただいた苗からトマトにつづいてカボチャの実がつきはじめてます。ここはタロウさん菜園です。あと、奇跡のみかんも青々とした実ができはじめてます。
つづきまして、ボルト、ナット、ワッシャーも。
いっぱいいれられるやつをつくったり、ハンモックをつくったり。
飼育実習中の学生さんと。
チンパンジーの道具使用という知性を伝えるための蜂蜜も。
枝についたハチミツを舐めるツトム。
ツトムがいなくなってから、ツトムと同じ竹の棒をもってきて穴に挿すマモル。
アリ塚の向こうではマルコがせっせとハチミツ舐めてます。
大豆も買っていただきました。
つぶつぶのやつ。これをチンして炒って
運動場の落ち葉の中へ。追落ち葉!
ヤッシくんがガサゴソ落ち葉をかきわけて。左足がかゆそうです(笑)
大豆はタンパク質が豊富なのでモンキーセンターでも飼料として購入しています。が、モンキーセンターで購入しているのはあっぺん大豆もしくは大豆粉なんですね。痩せている個体や毛が薄い個体などに与えたいというのが購入し始めたきっかけで、たいていペレットや蒸したサツマイモ(みんな大好き)にまぜて与えていた&つぶつぶより安いので。
買っていただいた”つぶつぶ”は、落ち葉に隠したり、プラボトルのフィーダーに入れておき、採食時間を延ばすのに有効のようです。
それから、草のタネも大量消費させていただいてます。
かじるの大好き、草もいじるの大好きなマンドリルたち。運動場に草木がなかなか根付きません・・・。手強いマンドリルたち。
とりあえずリンゴ箱プランターで草を育て、伸びてきたら運動場へ運び入れる、を継続しています。
新鮮な草を摘んで食べるサンフジ。
草が伸び生えるのに2-3週間。ものの10分で草はひっこぬかれちゃいます! 楽し!!
だいたい口が半開きなサンフジ。
こちらも、草むしりを楽しんだ後のニースケ。リンゴ箱をひっくり返して土いじりもしてました。楽しかったかな?
そんなこんなで、赤青黄、色とりどりのマンドリルの運動場に緑をとりいれたいと試行錯誤中のスタッフです。
昨年クローバーの種を直播したところ、なんとか芽が出て緑の絨毯がうっすらできました。とっても小さな種からごくごく小さな芽が出て、マンドリルに気がつかれないうちに(?)広がることができました。マンドリルたちはあんまり興味がないようすで、けっこう長生きしてました。でも酷暑には耐えられず、夏の間に姿を消しました。
今年は、長い長い梅雨の間にニョキニョキと成育し、5cmくらいに伸びました!上の写真のキンシャサの足もととかの緑はクローバーです。夏まっさかりの今もご健在です。
また、動物たちが踏み固めてカッチカチの土、これも植物が育ちやすい栄養満点のふかふかの土壌に変えられないかと思い、落ち葉や小枝を混ぜて耕したりしています。
マンドリルたちが食べ残した膨大な量の枝葉。(マンドリルだけじゃありません。ほとんどのサルが葉をよく食べ、毎日残骸がでます。、今まではただ捨てるだけだったのですが、これを細切れにして再利用するために枝シュレッダーを購入していただきました。
ウイーンウイーンウイーン。と枝を通せば、あら不思議!
粉砕枝葉完成!!
これを土に混ぜたリ、落ち葉として利用して土壌改良に取り組み中です。
どれもこれも、皆様からのご支猿のおかげです。本当にありがとうございます。
飼育下の動物たちのくらしがより豊かで心地よい刺激に満ち溢れるように、考えて実践していきたいと思います。
マンドリルでいえば、運動場に緑が根付くようにいろいろチャレンジしていきたいと思っています。
このたび、新しいクラウドファンディングを立ち上げました。
「マンドリルに快適な空間を!」と題して、
・植物が根付くように土壌の改良・・・保水性のある土を追加したい。
・一部植物の保護柵・・・根付くまでは引き抜かれないように保護したい。
・植栽・・・木陰となるような植物を植える。根気強く植え続ける。
・マンドリルが地面の上以外のところでも快適に過ごすことができるようなやぐら・・・高い場所に快適スポットを設けることで、マンドリルが植栽をいじる行動を減らし植栽が根付くことを期待します。また、運動場の高い場所も利用できるようにと消防ホースを張り巡らしているのですが、地上性の強いマンドリル(特に頭の大きいおとなのオス)は不安定なホースはほとんど利用していないのが現状です。また現在オス2個体、メス8個体の計10個体の群れでくらしていますが、オスがおとなになると優位な地位をめぐって争いが起こることがあります。闘争をできるだけ未然に回避できるように快適なスポットをふやしたいです。また、闘争がおきた場合に、逃げ場として利用できるような場所も作りたいです。
これらを実現するための費用のご支猿をお願いしています。