北園担当: 舟橋
フィールドワークというものを、そもそもした事が無い初心者なのですが、フィールドワークをするとき我々はメモを取ります。
正しい書き方なんて知らないので、見よう見まねでメモしていましたが、これを読んでいると、後から色んなことを思い出しますね。
本当は時間を先に書くべきなのかもしれないけど。書いてないよりはマシですね。
文字だけで、その時のことを色々と思い出せます。
あんな大事な場面で、こいつ(舟橋)は昼食を食べていたんだな
とか。
あぁ、あの時昼食を食べてなければ
とかね。
(ロストとは見失ったという意味です)
さて、続き(←前回の記事)です。
【オランウータンを見に行くルート】では、文字通りオランウータンを見に行きました。
もちろん、自力で見つける能力なんてないので、見つけてもらったオランウータンに会いに行くものです。
見つけてもらったとは言え、オランウータンの移動している場所は50mとか平気で超えてくるので、ずっと見上げていると首がぶっ壊れます。
少しズームしたところで、こんな感じです。
赤丸の中にアダルトメスがいます。
モンキーセンターのビックループの3倍以上の高さです。1時間も見上げてれば首がぶっ壊れます。
あと、汗を拭おうとタオルを手に取ると衝撃の出会いが待ってることがあります。
ヒルです。タイガーリーチです。
頭上から降ってきます。
動いているヒルとかゾンビ系ホラーゲームでしか見たことが無いので、
悪夢です。
ただ、それでもめげずに上を見ていれば
こうやって、オランウータンの色んな行動を見ることができます。
首壊し得で吸血され得ですね。
私は肌が敏感なので吸われませんでしたけどね。
舟橋が今回出会えたオランウータンは、
推定34歳の母リンダと
その娘リャ5歳
そして全く別の母親の娘ダナム8歳
の3個体でした。
ダナムは最近、親から離れたらしく、独り立ちを始めたばかりらしいのですが、リンダとリャにずっと追随して動いてました。
オランウータンは群れを作らない(単独生活者)と言われてますが、
ダナムはずっとリャと遊ぼうとしていましたし、リャも何にでも興味を持つ年頃のようで、
羨ましいくらい楽しそうに遊んでいました。
まるで笑っているかのようです。
(プレイフェイスを知らないので、笑っているのかもしれませんけど)
そうそう、野生動物の真下は、大きな枝が落ちてきたり、枝を投げつけてくる危険があるので、絶対に入っちゃダメなんですが、
リャは何度か上に来てイタズラしようとしてきました。
怖かったです。
その無邪気な顔が。
オランウータンも、チンパンジーと同じように、休憩するためのネスト(ベッド)を作るんですが、
今回は夕方につくる夜寝る用だけでなく、昼寝用のものを作ってるのを見ることができました。
腕しか見えませんが。作ってます。ベッドを。
寝ようぜってやってるリンダ(母親)と
寝ないってやってるリャ(娘)
最後はリャが自らネスト(ベッド)に入ることで落ち着きました。
オランウータンも我々も同じなんですね。
親に言われると嫌なんでしょう。
さて、オランウータンも休憩用のネスト作ったし、我々もここらでランチタイムとしましょう。って出てきた弁当がこちら。
マレーシア流なのか、それとも滞在してるロッジ流なのか分かりませんが、弁当には若干酸味の強めなリンゴが丸々1つ入っています。
なかなか腹一杯になります。
で、食べ終わった時には、オランウータンは山を下ってました。
ってのが今回のハイライトです。
フィールドワークって難しいですね。
今回、オランウータンを探すだけでなく、色んな生き物を探すことにチャレンジさせてもらいましたが、
声やら音から見つけるだけでなく、
小枝が不自然に揺れてるだとか、
糞尿の匂いだとか、
色々な情報を駆使しなければいけないんです。
仕込んであるんじゃないか(もしくはそこに最初からいることが分かってるんじゃないか)って思うくらいに、ガイドの方々は野生動物を見つけるので、
「一体どうゆうことだ????」
っていうのが、この旅の1番の疑問です。
謎です。
そんな能力、私も欲しいですね。
さて、最後はボルネオ島から離れて、マレー半島のBukit Merah Orang Utan Island Foundationに行った話を書こうと思います。
モチベーションが無くならなければ。
期待せずお待ち下さい。