アジア館・南米館担当:武田(新人)
チベットモンキーの放飼場に設置したバケツフィーダーが1か月でボロボロになったので、先日新しいバケツと交換しました。
先月バケツを設置した頃の動画はこちら!
ちなみにこのバケツを置くことで、放飼場の上部に餌を設置することができ餌をとる場所が増えるため、
餌の奪い合いによるケンカや、弱くて食べられない個体を減らすことできます。
リンク先の動画を見てわかる通り、以前設置したバケツはザルバ様にかじられまくり、、、
このような状態になりました。
未使用のバケツと比較してみると、、、
穴が広がっただけでなく、かじられる部分は全部かじられてガジガジになっていました。
この一番の原因は、かじられる高さに設置したことだと考えられたので、今度は少し高く設置してみました。
すると、
ザルバ様が見上げる高さになりました。座っているザルバ様が。
さてこの後、ザルバ様はどうすると思いますか?
(※バケツには餌が入っています)
おそらく皆様のお察しの通り、、、
というかタイトル通り、、、
立ちました。
いつも座ってるか寝てるか寝室に籠ってるイメージなので、立っている姿に感動しました。マカク属最大の霊長類かつアジア館最大の個体のため、立つ姿はとても迫力があります。
ただ、顔が隠れちゃってるのがちょっと残念!
立った後は座ったり、
また立ったりしながら(ちょっと顔が見えた!)、
満足そうに食べていました。
立つことはザルバ様にとって良い運動になりますし、以前よりバケツをかじりにくくなっているはずなので前回よりも少し改良できたかと思います。前より長持ちしますように。
もちろん今後も改良を重ねるつもりです(もっと高くしてみたり、3つ穴にしてひっくり返しにくくしてみたりすること等を検討中です)。
交換してからは、食事のタイミングで当たり前のように見られるようになったので、ぜひこの『立ちザルバ』を見に来てください!
※飼育員が立たせているわけではなく、自発的行動で立っているだけなので必ず見られるものではありません。
【お礼】
こちらのバケツは以前、寄附でたくさんいただいたものです(いただいたときのTweetはこちら)。
またバケツの下のベンチも寄附でいただいたものです。
シロガオサキのモップ君のシールが貼ってありますが、チベットモンキーのザルバ様verのベンチも猿内(園内)に隠れているのでぜひ探してみてください。座るしかないですよね?
また、バケツを吊るしている消防ホースも寄附でいただいたものを使用させていただきました。
応猿してくださる皆様のおかげで様々なことが可能になっています。
改めてではありますが、ご支猿ありがとうございました。
これからも頑張っていきます!