金華山研修最終日。飼育員と野生のニホンザル

ニホンザルの丘担当:辻内

 

金華山研修第4弾。

最終日のお話です。

 

この日は、12時に船が出発ということで、

残り半日の滞在です。

 

 

ひとあし先に、山頂目指す組が出発。

エネルギー溢れる背中を見送り、

 

いざ、我々も出発!

 

 

 

意気揚々と歩くのも束の間、

 

早速本日の第1ニホンザル発見!

第1ではなく、一気に第6ニホンザルくらいいます、

なんと我々の歩く道なりでグルーミングしてるではあーりませんか!!

 

カーブを曲がるとこの光景。

我々の方がびっくりして後退りしてしまいました。

 

しかも右側の斜面下側から、

 

 

続々と移動してきました。

 

 

演出かと思ってしまうほどの、素晴らしい場面。

 

どこかを目指して群れで移動。

野生のニホンザルにとっては極々当たり前のことです。

飼育員の私にとっては、いつ見ても、とてもとても胸を打つことです。

 

彼らは、仲間の位置を確認するために、時折なき交わしながら、我々の前を通って行きました。

 

前日に観察した群れを目指していたところで、初日に観察した群れと出会うことができました!

 

感動に浸りながら、昨日観察した群れがいるところを目指して出発。

 

 

そして、

会えました。

 

アカガシの木の上。採食中です。

 

そして、下には

 

シカたち。上から落ちてくるアカガシを採食中。

 

その奥の草地に、

 

群れがいました!

 

こちらでは、クルミを、

 

採食中でした。

パリパリポリポリ、いい音が響いてました。

 

やはり目がいってしまいます。アカンボウ。

 

べーー。

 

なんかニガイものでも舐めたかな?

 

発情期ならでは?の群れ外オスと群れのメスとのやりとりも見れました。

 

気持ち良さそうです。

 

シカとニホンザル。

 

餌付けされていない野生のニホンザルを、こんなにもじっくりと観察出来るのは、とてもとても貴重な体験です。

金華山の野生のニホンザルとの出逢いを、

飼育員として。

 

私の使命はこれからです。

 

伊澤先生、研究者の方々、ありがとうございました。