「食べない」って決められることが大事

バックヤード担当:藤森

ご寄付でタマネギをいただいたので、レンジでチンしてみんなにお届けしました!

アルムは慎重にちびちびと食べていました。

ツルちゃんは豪快にがぶり!お気に召したようです!

ジュンちゃんも意外と好みだったみたいで、くっちゃくっちゃと味わっていました♪

ジェシカは、コレハナンデスカ?状態で、入念に観察していましたが、結局ぽろんと置いてしまいました。

こんなとき、せっかくの食べものを動物たちが食べなくて残念~、と思われるかもしれませんが、この「食べない」もとっても重要なんですよ!
彼らは食べられるか判断するために、じっくり見たり、においを嗅いだり、ときにはちょびっとかじってみたりします。そうして得られた情報や過去の経験を踏まえて、これは止めた方がいいな、と判断しているようです。

野生では何百種類、何千種類という植物(ときには昆虫や小動物も)が周りにあって、そこから食べる・食べないの選択をしなければいけないので、こうした過程を何度も何度も繰り返していることでしょう。

野生に比べて圧倒的に刺激の少ない飼育下ですので、まずナンダコレ?と思わせられただけでも、その食べものをあげた甲斐がありますし、彼らが一生懸命考えて「食べない」と決めたのなら、それはとても貴重な機会なんです!

ドンちゃんのように、一生懸命考えた結果、とりあえずおなかに抱いてみる、という不思議な結論にいたる場合もありますが、それもまたひとつですね♪

みなさまからたくさんのご支猿をいただけるようになって、彼らのナンダコレ?の機会も格段に増えています!本当にありがとうございます!