【アジカンInfo】~トク3頭~

3月になりました。早いですねー。暖冬予報でしたが、本当に暖かい日が続いたりしましたね。でも冷え込む日との差が激しくて、暖房機器に不調がでないかドキドキしていた坂口です。※どなたでもご覧いただけます。

雪も降りましたねー。思わず写真を撮りました。

私の足跡、、、。

ガニー。

タカミーの足跡と比べてみました。

全然違うわー。

寒い日がもう一度来ると予想して、油断しないように万全な準備をします。

アジア館は、今年度に暖房が新しくなりました。各部屋にダンバーを設置し、部屋ごとの温度管理も出来るようになりました。

温度管理が特に必要な、フランソワルトン・カニクイザル・トクモンキー3頭には、すごく良い機能です。

トクモンキーは3つの部屋に別れて飼育しています。

繁殖制限でオスとメスを分けています。

3頭のトクモンキーの部屋は、オス1頭とメス2頭ですが繁殖目的の理由ではなく、個体管理のためです。

クッキー♀️↓

見た目も細い華奢な個体です。

愛くるしい大人しさがあります。

ファイト♀️↓

最近、これでも少しふっくらになりました。

クッキーより勝ち気な性格な気がします。

メス2頭は慢性腎不全の持病を持っています。群れで生活していたとき、よく体調不良になりました。年に2回は入退院を繰り返していました。

食欲がなくなると腎臓の数値が悪くなり元気もなくなってしまいます。2日間、食欲がなかったらグンッと数値が下がり3日目には入院です。

群れのなかで生活していると、その管理がとても大変でした。ちゃんと食べれているかの確認や、どうやって特別食を与えようとか。投薬も他個体より順位が低く、上手く与えられなかったりします。

なので、2頭を別部屋に分け管理することにしました。

分かれてからは、入院することがなくなりました。今は食事もゆっくりできるようになり、投薬も容易になりました。

3頭中の1頭は、オスのポンズです。

ポンズがオス群れにいた頃は、小競り合いが多発するような群れ環境でした。その小競り合いが大競り合いになって、たまにケガをして入院することもありました。

各々が年齢を重ね、体つきも大人になり関係性が微妙になっていると感じました。

退院して群れに戻しても、またケガをして入院するってこともありました。

誰がトラブルメーカーか?攻撃する個体か?攻撃を受ける個体か?騒がしい個体か?まくし立てる個体か?

観察していると、ポンズが原因なのかなー。という印象。ブイブイ攻撃するわけでなく、煽るように騒がしい感じ。

ポンズが入院してるとき群れは落ち着いていました。退院の時期も考えながら、メス2頭と一緒の部屋に移動を決めました。

メス2頭とポンズを一緒にする時も緊張しました。もし、闘争があったらどうしようと。

お見合いのとき、ポンズもメスたちも落ち着いていました。同居もスムーズに出来ました。3頭の関係性はとても良好です。

個体管理のため、トク3頭の部屋があります。特徴が分かりやすいと思うので見比べてみてください。

最後に、トクモンキーの魅惑な黒い耳をどうぞー。

ポンズでしたー。

目もどうぞー。

※オンライサロン『猿分補給』では、モンキーセンターの飼育員たちから、毎日いろいろな記事をメンバーの皆さまにお届けしています。

気になった方はぜひ覗いてみてください。

https://community.camp-fire.jp/projects/373624/preview?token=3pppyarn

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です