【AC日誌】チンパンジーのポクポク

アフリカセンター担当の廣澤です。

先月はバーバリーマカクの発する『カチカチ』という音を紹介しましたが、今回はチンパンジーの『ポクポク』という音です。

チンパンジーのマルコ(左)とマモル(右)がグルーミングをしています。
ポクポクポクっというリズミカルな音が聞こえるでしょうか?

チンパンジーはグルーミング(毛づくろい)をするときに、口を小さく開けたり閉じたりすることで音がなります。
ポクポクポクという音は唇が離れるときにや舌が口蓋から離れるときに聞かれます。
熱心になかまをグルーミングするときなどは、カチカチと歯が当たる音がすることもあります。
また、個体によっては閉じた唇の隙間から空気を押し出すことで、ブーブーズーズーという音を立てながらなかまをグルーミングすることもあります。
グルーミングの強さや熱心さによって音も変わったり、個体ごとに音の出し方に特徴があったりします。親子だと音の鳴らし方が似ている気がしています。

なかなか小さな音なので、気づきにくいですが、
グルーミングをしているチンパンジーをみかけたら、よく耳を澄まして聞いてみてくださいね。

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