飼育の部屋

「生と死」

★☆★コメント★☆★

リスザルの島 北園担当  廣川より 
 
生と死があるのが動物園です。

先日、リスザルのムーが死にました。
気が強くて、愛嬌のある個体で、
リスザルの島が造られた平成8年からいた、初代メンバーです。
 
生前のムー
 
お腹に赤ちゃんがいて、楽しみにしていたのですが、
赤ちゃんは、朝、床の上で冷たくなっていて、産んだムーもフラフラで、
治療をしましたがダメでした。
高齢というのもあったかもしれませんが、
それだけで片づけるのは、ムーに申し訳なくて、
何がいけなかったのか?
気付かないところで、ストレスをかけていたのではないか?
見落としがあったのではないか?
と、自問自答です。
 
今は、ムーの死を無駄にしないために、
来年、妊娠した個体をしっかり観察して、
元気な赤ちゃんを沢山お見せできたら、と思っています。
 
死もあれば、生もあるわけで、
今年は、4頭リスザルの島で赤ちゃんが産まれました。
今は、お母さんの背中にあまり乗っていませんが、
リスザルの島に来ていただければ、
小さくて可愛いリスザルの赤ちゃんが見られると思いますので、
ぜひリスザルの島へお越しください!
 
オメガと赤ちゃん

もどる