さて、
今回は2008年5月12日にご紹介した
ボウシテナガザルのカナコの
(以前はローマ字でしたが、カタカナ表記に変わりました)
その後の報告をします。
絶滅の危機にあるこのテナガザルの繁殖にと期待を受けて、
日本モンキーセンターにやってきたカナコ。
環境にもすぐになれ夫のカンとも
仲良くしている姿がよく見られました。
朝の息のあったデュエットソングや、
交尾をしている様子から、子供への期待も高まり、
昨年9月14日とうとう待望の赤ちゃんを無事出産しました。
真っ白な毛に包まれたかわいい赤ちゃんです。
元気な女の子だとわかり、
名前も「コーリー」と名づけられました。
初めての出産・子育てということで
毎日心配しながら見ていましたが、
母親になったカナコは強くなりしっかりしました。
見ていてもすぐに安心できるようになりましたが、
困ったのは夫のカンです。
今まで優しかったカナコが餌を取り上げたり、
ときに八つ当たりのように怒られたり
見ていて気の毒になることも・・・
最近は毛づくろいもたくさんして
ご機嫌をとっているようです。
なんだかんだで、
子供も産まれ仲良く毎日幸せに暮らしているカナコです。
そのうち
コーリーの成長の様子も報告したいと思います。
ボウシテナガザルの赤ちゃんには実は、
変わった秘密があります。
それも合わせてお話したいと思いますので、
乞うご期待。
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