飼育の部屋


アジア館の誇るオトコマエ ヤクニホンザルのボーちゃん(ぼうずいか)です。
貫禄十分 渋―くかっこいい!


こちらは ワオランドいちばんのイケメン キラー君。
整った顔立ちのイマドキノコってかんじです。


★☆★コメント★☆★

Waoランド・アジア館担当  名畑より 

おりふしの風景
「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」苛烈であった猛暑の気配も薄れ、木下の彼岸花に、遠くに響く百舌の声や、露に輝く女郎蜘蛛の見事な網に、そして何より朝に夕に吹く爽やかな風の音に秋の到来を感じる今日でございます。// 古来より先人たちは秋という季節をたいそう愛して参りました。「秋風も涼しくなりぬ ()めて いざ野に行かな 萩の花見に」万葉集の中の一首ですが、もう秋の到来で居ても立っても居られない、浮き立つような心情にとても共感できます。しかし楽しいばかりでは有りません。「今朝のあさけ 雁が()聴きつ 春日山 黄葉(もみぢ)にけらし 吾が(こころ)痛し」時に紅葉の華やかさに反し、物悲しくなったりもするものです。// そして、秋に吹く風は‘物想い’の風でもあります。風に寄せて恋人を想い、風に吹かれてはその想いを深めます。「君待つと 吾が恋居れば 吾が屋戸の (すだれ)動かし 秋の風吹く」彼の人を待つときに吹く秋風。それは何か愛しい人の到来を告げる先触れのような気がして一層想いが募る。女性らしい素敵な心情です。またこの歌には、作者の姉妹が詠んだ連歌のような形の歌があります。「風をだに 恋ふるは(とも) 風さへも 来ぬとし待たば 何か嘆かむ」私のところには先触れの風さえ吹かないけれど、せめて風だけでも吹いてくれれば// 歓喜の夏を終え静かに爽やかに吹き、時に冬の厳しさをはらみ、私たちに様々な想いを運ぶ秋の風。後少でまた今年も冬がやってきます。皆様も多忙に毎日をお過ごしでいらっしゃいますが、束の間の秋です。秋風に吹かれ自然を楽しんだり、少し感傷に浸ってみたり、愛しい人に想いを馳せるのもよろしいかと存じます。


好みは分かれますがワタシ的ヒットのフクちゃん。
どお?かっこいい?…うーんビミョウ?!

以上 アジア館・ワオランド、オトコマエ特集でした。

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