飼育の部屋

★☆★コメント★☆★

Waoランド・アジア館担当  名畑より 


 華やかなキビタキの囀りも一段落し、陽気なサンコウチョウのよびかけが 飛び交う時節になりました。暑い日寒い日、目まぐるしく変化致しますが、確実に夏に近付きつつあることを実感いたします。

 先日、手長エビを釣りに木曽川にいって参りました。もともと極度の釣り好きというわけでは無いので、度重なる根ががりと引っ切りなしに掛かってくる小魚に辟易し、そうそうに釣竿を放棄、河川敷の鳥観察へと目的変更した次第でございます。

 あちらこちらから聞こえる行行子の声は平衡感覚を失うほど響き渡り、そこらじゅうから次々、雲雀が揚がっていきます。思えば随分と久しぶりにしっかり雲雀をみたものです。なにぶん地味な鳥ですのでついつい見過ごしがちですが、その囀りはキビタキにも負けない華やかなものです。
 当然雲雀の囀りも縄張り宣言ですので、人間語に訳せば「ココはオレのナワバリだぞ!オマエなんかアッチへいってクタバッテしまえ!」といったところでしょうが、私達の耳に届く分には、トリルやビブラートなど技巧を尽くした十分芸術的なものです。

 これから七月はじめぐらいまでモンキーセンター内でも、次々に様々な鳥達の囀りが宴たけなわになります。鳥達の声に耳を傾けてみるのも楽しいのではと思います



(生きています、寝ています)

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