新しい年もあけ、早朝の張り詰めたような冷気に、出勤途中に見つける薄氷に本格的な冬の訪れを見出すことができるようになりました。 昨年度の暮れに引き続き何かと心が重くなるような話題ばかりが目立つ年明けとなりましたが、水面に浮かぶカモ類の群れや開花の準備を始める桃の木を見るにつけ、人間社会の事情とは関係なく、自然は淡々と時を進めていくのだと痛感いたします。 今年の元日は残念ながら降雪は有りませんでしたが、(降ったら降ったで困ることも多いのですが)万葉集の4516番目の歌「新しき年の始めの初春の今日降る雪のいや重け吉事」(年の始めに降る雪のように良い事がどんどん積もるようにの意)の如く皆様にとって素敵なことが積もり重なる一年になりますよう。 |