飼育の部屋
   
あの赤ちゃんは今・・・。
    
★☆★コメント★☆★

北園ヒヒ・リスザル・カニクイ担当  奥村より 
 

ちょうど、3週間前の624日。開園後、モンキーバレイで生まれてすぐのヤクニホンザルの赤ちゃんが、やぐらにへその緒をひっかけ宙ぶらりんになっているのが発見されました。センターの職員全員でなんとか無事救出することができましたがその赤ちゃんのお母さんは初めての出産ということもあり、子供への興味を失ってしまったため、職員が人工哺育して育てていくことになりました。

生まれたばかりは顔や体が真っ赤です。体重は450gほど。
体温が下がらないように電気アンカーやタオルで
あったかくしています。

名前は「ウナギ」 元気な男の子です。


哺乳瓶にてミルクをあげます。だいたい4時間おきで
初めは
10ccくらいずつしか飲みません。飲み終わったら
背中のあたりをとんとん
と叩きゲップをさせます。


3日目にはだんだんと歯が出はじめてきて、
指を出すと
かじったりします。
動くものを目で追ったりと目も見えてるよう…。

カメラ目線もばっちり!?


1週間が経つとひょこひょこと歩けるようになり、
色々なものに興味を示します。


カメラが気になる様子…。どアップです。


2週間が経つとちゃんとミルクを吸って飲むようになります。
1回で
30cc、多い時は1150cc。
これからはだんだんと離乳を目指しバナナをすり潰したものを
口に入れてやると食べるようになります。


現在は離乳用のミルクにも慣れ、バナナも固形のまま食べれるようになり、よく動いて遊びます。そして、今週末には本格的
シークレットガイドデビューとなります。
「ウナギ」の元気に
育った姿を是非ご覧になってください。
シークレットガイドは神出鬼没のミニガイドです。
園内の放送をお聞きになってご覧ください。

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