世間では桜が咲き始め、花見で盛り上がっているところですが、 仕事柄どうしても花よりあとの新芽の方が気になってしかたありません。 それは、このアビシニアコロブスを含めた 葉っぱを主食とする猿(リーフイーターと呼んでいます) に与える葉っぱの幅がぐっと広がるからです。 冬の間はシラカシ・クロガネモチ・シャシャンボなど常緑樹のみの給餌となります。 春先からようやく落葉樹の新芽が芽吹き、クワやモミジ、ミズナラ、ムクを はじめとした美味しそうな葉っぱのレパートリーが増えるため、 ものすごく待ち遠しいのです。 桜をみても「綺麗だな」より「美味しそうな葉っぱがでてきたな」と思ってしまう私。 リーフイーターを担当するようになってから数年、 木々に対する見方が変わってしまいました。 コロブスが葉っぱを食べているところをご覧になりたい方は アジア館かアフリカ館までお越しください。 |