飼育の部屋

「ムシイモ名人を目指して」



★☆★コメント★☆★

飼育担当主任・吉村より 


日本モンキーセンター冬の風物詩
焚き火にあたるサルも
もうまもなく終了となります


この冬、私は焚き火にあたるサルの中で
お客様にお召し上がりいただくムシイモを作る担当を
何日か行いました。このムシイモ作り、
写真の大ガマにサツマイモを並べて蒸すだけのようですが、

なかなか奥が深くて

その日のイモの大きさや量また質によって
蒸す時間を微妙に調整しなければならず。
蒸しあがった芋は蒸し時間が短いと硬く、
蒸しすぎるとべたべたになってしまいます。

またイモの釜の並べ方も
釜の壁面に芋がつくと
その部分だけが焦げてしまったり
上げるときに皮がはがれたりするため気を使います。

蒸しあがった芋は熱々を
お客様にお届けしたいため、
ぎりぎりまで釜内にとどめておき、
釜から上げて
10分以内にお配りできるよう努めます。

そんな苦労の甲斐あってか
今年も多くのお客様に
「おいしい」
を連発していただきました。

イモの列に何度も並ぶお客様や、
このイモ目当てに何度も入園されたお客様もお見えでした。


来年ももしこのイモ蒸し担当に携われるなら、
よりおいしいムシイモ作れる名人を目指したいと思います。


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