第46回プリマーテス研究会
サルの“おつきあい”
―霊長類のコミュニケーション―



第46回研究会の発表風景など

コンセプト
サルの仲間は社会的な集団に生活しており、その中で他の個体と「おつきあい」することは不可避的に生じてきます。
「コミュニケーション」という用語は「伝達」という意味で用いられることもありますが、ここではもう少しゆるやかに、「おつきあい」の中で起こっていること、といったくらいのニュアンスでさまざまな角度からコミュニケーションについて考えます。


日時:2001年10月20日(土)、21日(日)
会場:日本モンキーセンター・さるの学習広場 地図はこちら

プログラム
10月20日午後
開会の辞・趣旨説明

「ロボットのコミュニケーションと知能化」
長谷川泰久(名古屋大学大学院工学研究科マイクロシステム工学専攻) 発表要旨

「コミュニケーション・システムの階層について―関連性理論をてがかりに―」
金沢創(淑徳大学社会学部心理学科) 発表要旨

「『さるだんご』という社会交渉」
小川秀司(中京大教養部) 発表要旨

コメント
菅原和孝(京都大学総合人間学部)

懇親会


10月21日午前
「チンパンジーにみる母と子のコミュニケーション」
明和政子(京都大学霊長類研究所・思考言語分野) 発表要旨

「飼育下チンパンジーと人との関係(生活の質の向上を目指して)」
不破紅樹(林原自然科学博物館附属類人猿研究センター) 発表要旨

コメント
山極寿一(京都大学理学研究科)


昼休み

10月21日午後

「ケナガクモザルの群れ間におけるコミュニケーション」
稲葉あぐみ(神戸学院大学人間文化学研究科) 発表要旨

「音声によるコミュニケーション:何を、どのように伝えているのか?」
小田亮(名古屋工業大人間社会科学講座) 発表要旨

コメント
本多清志(ATR)

総合討論

閉会の辞