3.マティアス・ナンポカが彫り出す不可思議なシェタニ

 


マティアス・ナンポカ(Mathias Nampoka,1971-)はエバリスト・ナンポカの息子。父と同じくシェタニを専門に彫り続けています。木を彫り始めるまえに素材となるアフリカンブラックウッドと向き合うと、そこにあるべきシェタニの姿が見えてくると彼は言っています。それが特徴的な細く、伸びやかで美しい曲線として表現されています。

いずれも
マティアス・ナンポカ

アフリカンブラックウッド

左から
20×14×76 cm
10×9×104 cm
15×10×62 cm
9×8×36 cm
9×7×41 cm

 

いずれも
マティアス・ナンポカ

アフリカンブラックウッド

左から
11×7×44 cm
9×9×35 cm
15×10×62 cm
14×11×42 cm
10×7×38 cm



いずれも
マティアス・ナンポカ

アフリカンブラックウッド

左から
10×9×37 cm
7×10×39 cm
19×16×45 cm
13×17×49 cm

【動物がいるシェタニ】

いずれも
マティアス・ナンポカ

アフリカンブラックウッド

左(マスク)
57×18×9 cm

上段左から
10×7×42 cm
18×14×46 cm

下段左から
19×6×34 cm
10×11×30 cm
20×13×43cm




いずれも
エバリスト・ナンポカ

アフリカンブラックウッド

左から
23×47×140 cm
23×13×62 cm
24×14×45 cm
エバリスト・ナンポカ(Evarist Nampoka,1944-2000)はモザンビーク生まれの彫刻家でマコンデ人です。ダルエスサラームに移住後、彫刻をはじめました。「人間は神の創りたもうたものだが、シェタニは私自身の想像の産物」と考え、シェタニ彫刻のみを制作しました。その姿はどこが腕とも胴ともつかず、細い骨格の上に目や口、角がさまざまな場所にある不可思議なものです 。




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