1960年代、ダルエスサラームにてエドワード・サイディ・ティンガティンガ(Edward Said Tingatinga,
1932-1972)が描き始めたことから、彼の名が付けられたのが“ティンガティンガ派絵画”
と呼ばれるものです。ティンガティンガはタンザニア南部に住むマクア人です。ティンガティンガはもともと安く手に入る建築用の正方形のボードにエナメルペンキで描いていました。彼の死後も、6人の弟子を中心に技法が受け継がれてきました。ダルエスサラームにはティンガティンガ派の画家が集まった工房、ティンガティンガ村があります。現在もここで多くの作家が色鮮やかに自然や人の暮らしを描いた作品を制作し、販売しています。