第49回プリマーテス研究会




「あなたの身体能力、大丈夫ですか? −サルとヒトの運動比較−」




日程:2004年12月18日(土)〜19日(日)
場所:(財)日本モンキーセンター・ビジターセンター
(地図)

後援:愛知県教育委員会、犬山市、犬山市教育委員会

[概要]
 今年のプリマーテス研究会のテーマは「身体能力」です。
本年はアテネオリンピックが開催されました。近年のオリンピック諸競技の記録を見ると、人間のトップレベルの運動能力は飛躍的に向上しつづけています。しかしその一方で、現代日本人の平均的な運動能力は低下傾向にあるようで、教育現場などからは若者の運動能力の低下や姿勢の悪さは憂うべき状況にあるという声もきかれます。
そこで第49回プリマーテス研究会では、体育教育、自然人類学、文化人類学、霊長類学、運動科学、ロボット工学等の諸分野専門の先生がたに、それぞれの立場からのお話をうかがい、現代人の運動能力や姿勢をめぐる諸問題に対し、霊長類の一員としてヒトを見ることから新しい光を投げかけてみたいと思います。




[プログラム]
13:30〜13:50 開会の辞・趣旨説明
西田利貞((財)日本モンキーセンター所長)

◆第1セッション「現代を生きるわれわれの運動能力」
2004年12月18日(土)午後13:50〜

藤岡 豊(愛知県立内海高等学校)
『現代の若者の身体能力について』 発表要旨

坂東 元(旭川市立旭山動物園)
『姿,形の必然性を見てもらおう!』 発表要旨

川田順造(神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科)
『文化によって異なる身体の使い方』 発表要旨

コメント:中村美知夫(京都大学大学院理学研究科)



懇親会(於 ビジターセンター)



◆第2セッション「ヒトとサルの運動能力」
2004年12月19日(日)午前10:10〜

木村 賛(石川県立看護大学)
『ヒトとサルのロコモーション:どこがちがうか?』 発表要旨

高野 智((財)日本モンキーセンター)
『サルと類人猿、ヒトのなかの類人猿』 発表要旨



◆第3セッション「身体動作を決めるもの」
2004年12月19日(日)午後13:00〜

小田伸午(京都大学大学院人間環境学研究科)
『「なんば」は支持足と同じ側の手が前に出る動きである』 発表要旨

福田敏男(名古屋大学大学院工学研究科)
『マルチロコモーションロボットの運動制御』 発表要旨

コメント:濱田 穣(京都大学霊長類研究所)

総合討論

◆実習編

「常歩(なみあし)体験」
 講師:小田伸午(京都大学大学院人間環境学研究科)

「木登り体験」
 講師:座馬耕一郎(京都大学霊長類研究所)

16:00閉会



(注) 印刷用の発表要旨はこちらからまとめてダウンロードできます(PDFファイル)。


世話人:西田利貞・高野智・竹ノ下祐二(日本モンキーセンター)

問い合わせ先:
プリマーテス研究会事務局
〒484-0081 犬山市官林26
(財)日本モンキーセンター内
TEL 0568-61-2327 FAX 0568-62-6823

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