最終更新日:2009年9月23日
第54回プリマーテス研究会
「里山 -持続可能な自然利用-」 参加費 一般1000円 学生(大学生以下)500円 懇親会費 一般・学生2000円 [概要] 近年「里山の自然」を見直す機運が高まりを見せています。里山はヒトが生物として「自然」にかかわることによって作られた環境であり、ヒトと自然の相互作用によって維持されてきた環境です。里山は生物の多様性を維持する上で重要な役割を果たしているとともに、ヒトのほとんど干渉しない奥山とヒトの生活の場である里との境界の役目を果たしてきました。それは江戸時代のリサイクル社会を成り立たせてきた歴史をもち海外からも注目を集めています。里山は人間が多くの手を加えていながら、土地固有の生物と人間が共存してきた、日本文化が誇る二次環境です。それでは諸外国ではどのような状況なのでしょうか。また、日本国内における里山史はどのようになっているのでしょうか。近年では、学校教育に里山を取り入れるという取り組みもみられます。昨年度に引き続き、「里山」をテーマとして、時間の縦の糸と空間の横の糸を広げ、さらに理解を深める会にしたいとおもいます。「里山」の重要さ、おもしろさを知り、一方で現代文明が環境を破壊し、人類社会の将来が危ないことを知って、どのような行動をとればよいかを考える機会を作りたいとおもいます。 [プログラム]
(注) 印刷用の発表要旨はこちらからまとめてダウンロードできます(PDFファイル、216kB、2009年9月23日更新)。
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